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アカデミー論4

11月21日より白子で行われる第53回キッズテニスカップ 千葉白子。GOTOキャンペーンを使った格安の宿泊価格が出ました。3食付き(お昼はお弁当)で1名1泊5500円!。中学生以上は入湯税1日150円プラス。我々は中間マージンをいただきませんのでこのままの価格をまとめて支払う必要があり、エントリーと同じ口座に宿泊費の振り込みもよろしくお願いいたします。
… 当日でもいいんですけどね… 現金いっぱい持っているとソワソワして温泉にもゆっくり入れませんのでよろしくです。
嬉しいことに北海道、沖縄からも参加があり、じわりじわりと戻って来た感じですかね。

さてアカデミー論も4回目。Facebookには既に書きましたが、テニスに専念するために通信教育などを受け、寮に住み、本気で世界を目指して日々練習し、海外遠征を重ね、そしてプロへの道や大学まで面倒を見てくれる… つまりはよく外国ではあるいわゆる「テニスアカデミー」形式は日本では中々ないし、もしも組織的に行うとすると莫大な仕事量と金額が動くことになり、そもそも本当のプロまで到達した人間がほぼいないために経験値でも厳しい。
そして決定的なのは大変なだけで日本的価格設定では「儲からない」ということ。

ご存知のように、例えばアメリカの有名アカデミーなどでは年間1000万かかるのは当然。非常に安いところでも500万くらいでしょうか。これくらいの価格で田舎に豪華な施設を作り、安い給料でコーチを雇い(笑えない話)、ごく一部のトップ選手を看板として招待し、お金持ちの子供達を世界中から集めてがっぽり稼ぐのがこのタイプのビジネスの雛形であり、今まで日本に作っても成功はせず。なぜこんな風ではうまくいかないかは色々あるでしょうが。

では白子のアカデミーはどんな風になるのか?。
我々の開校するアカデミーのモデルケースとしてスペイン、バルセロナのアカデミーで活動中、ヨーロッパ遠征のスタッフとして手伝ってくれた寺島啓コーチがヘッドコーチを務める、ノアテニスアカデミー 神戸垂水があります。兵庫県神戸市に立派なインドアコート3面。
この施設はテニススクールとしては日本最大手、全国で35箇所のテニススクールを運営しているノアインドアステージ株式会社が展開しているもので、ビジネスで成功されている分、ここでは本気で選手を育成しようという志が見え、しかも価格も決して高くはない… というか施設を考えればもちろん黒字になるはずがない。それを承知でここまで頑張っている姿に感動さえ覚えます。
普通はね、一部の人間がやりたいと言っても会社全体でそれを通すのは不可能なんでしょうが、それほどの会社としての理念を感じ、だからこそ本業も成功されているのでしょう。

我々のアカデミーはこのノアテニスアカデミー 神戸垂水と姉妹校になります。
ただ、インドア3面のこの施設と、使おうと思えば350面ある白子とでは同じことをやるわけはなく、もっとさらに大きな展開で攻めていくということです。

説明した通信教育などを受けて昼間に練習する「プレーヤーズ」はほぼここと同じになりますので参考にしてくださいね。

続く



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