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Nick Taylor

安藤さん本当に素晴らしい写真をありがとうございます。見たかったなあ。
皆さんこれはどのショットを打っているか分かりますか?。彼は前にもここで紹介したことのある電動車いすを操るアメリカのニック・テイラー選手ですが、手足が麻痺し、トスを上げることができない為、足にボールを挟んで蹴り上げ、こうやってサーブします。

サーブでお悩みの方はこのフォームと根性を参考にされるか、彼に弟子入りしてくださいね。

飯塚で行われた車いすジャパンオープン男子は新鋭のアルゼンチン選手が優勝。肘の怪我から慎吾の独壇場ではなくなりました。ロンドンでのパラリンピックに向けて楽しみです!。

さてお話はジュニアに戻り。
今回の全国選抜、というか最近のジュニアの試合全般ですが、静かになってきた。大会関係者も感じているようです。
『カモーン!』とか『よっしゃー!』とか言う声も少なくなってきたし、ジャッジも綺麗だしもめるのも少ないしおとなしい。ついでに親も静か。親同士の大げんかなど見られないし、負けて殴る親も見ない。

そしてテニスの内容はつなぐだけ… という選手は全国大会でほぼ無。かなり格好よく攻撃し、ネットプレーもこなす姿はプロ並です。

このようなことは単にその時代の流行かもしれませんが、とても良いことだと思います。
特に親。
戦っている子供達は誰一人負けようとしているわけではないし、調子が悪くとも必死で頑張ろうともがき、どうにか球を入れようと大舞台で頑張っています。
しかし、テニスって中々技術的に難しい競技で、どう頑張ってもうまくいかないときもある。

僕が九州に帰って、初めて自分のジュニアを指導し始めたとき、ライバルのお母さんはとても偉かった。
どんなに情けない試合をした娘にも「よく頑張った!」と抱きしめていました。小さな子供にとってテニスは過酷なスポーツです。

親は選手とコーチに、コーチは選手と親に、選手は親とコーチに、そして大会を開いてくれる関係者に感謝し、どんなに小さな土俵でも戦うことができたことを感謝するべきだと思います。

 



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