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Marion

僕の知る歴代「変わった選手」では堂々の第1位でしょう、この人。日本に来た時「大リーグボール養成ギブス(ふっ.. ふるい…」みたいなものを付けて親父と延々練習していましたから知っている人も多いかな。まあ親父が変わった人なんですけどね。

最初に会ったのは多分14歳頃で、ウインブルドンジュニアの会場の練習。当時同年代の選手を担当していた僕ですが、横目でイレギュラーの多い天然芝の上をウルトラ逆オープンスタンスのライジングで打ちまくり、ど下手なネットプレー。メチャメチャなテニスで勝手に自滅していく彼女…。しかし一切コーチである親父に逆らわず一点を見据えている…。この時の動画は昔のこのホームページに出しましたね。

ある時、理由は忘れましたけどたまたま僕とこの親子がウインブルドンジュニアの会場、イギリス銀行のコートに取り残され、公式宿泊施設である大学の寮まで一緒にトボトボ歩くことに。ご存知のようにぐるっと回ってかなり遠い。
3人、延々と延々とテニスは全く素人(お医者さんらしい?)の親父の理論を英語フランス語入り混じって講義されることに…。全く覚えていませんが。ちなみにただでさえ全くわからないフランス語ですけどど田舎出身で親子の会話はフランス人でさえ理解するのが難しいらしい。
その後スーパージュニア、大阪にもきました。

で、それから十数年…。誰がこの変態(失礼)親子がウインブルドン優勝するなんて思ったでしょうか…。
親子は最後の最後まで自分たちで編み出したものすごく変わった練習を繰り返し、誰から笑われても貫き通したんですね。

マリアオンバルトリ。小さな身体には誰もが恐れる「集中力」という武器しかないように思えましたが、テニスって根性と集中力さえあれば後は大して重要ではないことを教えてくれたような気がします。

さてさて今日もいろいろ重要なお知らせ。
一番近いイベント、6月6、7日に千葉県白子で行われる練習マッチ大会ですが、6月1日現在6日は後10名、7日は後4名の募集枠が空いています。年齢は関係ありませんのでぜひ皆さん一緒にテニスしましょう。希望者は一緒に宿泊もできます。

山梨、福岡のキッズテニスカップ に関しては前回の知らせ通り。岐阜大会ですが、まだエントリー開始ではありませんのでもう少々お待ちください。
石垣島大会はもしかしたら日程が福岡とかぶることになるかもしれません。コートの状況で。その場合、スタッフは誰が福岡に行って誰が石垣島に行くのかもめますよね(笑)。
とにかく、我々のキッズテニスカップ だけでなく多くの大会がスケジュールの調整に困っており、全てがうまく行くように協力しあって頑張りますので、発表を待ってくださいね。山梨、福岡、岐阜の日程は決定です。

tour 53 ヨーロッパ遠征に関して、ヨーロッパ全域ほぼ回復し、主要国クロアチアなどは公式戦も始まっていますが、外務省の発表までもう少し。解禁になればすぐに航空券を購入しますのでこれもいましばらくお待ちくださいね。



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